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2011/06/27号（毎週月曜発行）
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【ヘリクツの技術 Vol.275】●ゼロではない
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■ごあいさつ
こんにちは、どらりです。
諸事情により配信が１日遅れてしまいました。
申し訳ございませんm(__)m
それでは本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●ゼロではない
さて、本日のヘリクツは「ゼロではない」です。
この技は、何かの可能性を述べなければならないような時に、
●「ゼロではない」などと言う
というものです。
これにより、間違える可能性のない答えを返すことが可能となります。
例を見てみましょう。
今回の登場人物は、記者君（きしゃくん）、学者君（がくしゃくん）です。
記者君「某所の原子力発電所事故ですが、今後100年以上に渡って収束しない
可能性は？」
学者君「その可能性は●ゼロではない」
記者君「最新式の原発でも、想定外の地震がくれば耐えられないのでは？」
学者君「耐えられない可能性は●ゼロではない。
しかし耐えられる可能性も●ゼロではない」
記者君「近々、東海地震が起こる可能性は？」
学者君「10年以内に東海地震が起こる可能性は●ゼロではない。
来年起こる可能性も●ゼロではない。
明日起こる可能性も●ゼロではない」
記者君「・・・・・」
はい、どうでしょう(^^;
役に立つんだか立たないんだかよくわからん回答ですね～
結局のところ、
●ゼロではない≒1％～100％≒ほとんど全ての可能性
ということなので、
●「何も分かりません」
と言っているに等しいわけですね。
世の中、大抵の事象の確率は、ほとんど1～100％に収まってますから、
●「ゼロではない」とだけ言っておけばハズレは無い
というわけです（笑
分からないことを分かっているように答える必要があるときにどうぞ(^o^)/
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■本日のまとめ
●「ゼロではない」などと言う
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■編集後記
今回の技は、某原子力安全委員会の某委員長の発言よりヒントを頂きました。
発言に責任が伴う人は、慎重な言い回しにならざるを得ないのでしょうね～
今週も読んで頂きありがとうございます。また来週☆
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