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2011/10/03号（毎週月曜発行）
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【ヘリクツの技術 Vol.289】●ブレと固執
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■ごあいさつ
こんにちは、どらりです。
朝霞の公務員宿舎は結局凍結になったみたいですね(^_^;
今回はそれを例にしてみようと思います。
それでは本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●ブレと固執
さて、本日のヘリクツは「ブレと固執」です。
この技は、
●相手が柔軟な対応をしたら「ブレている」と責め、
相手が一貫した対応をしたら「固執している」と責める
というものです。
これにより、どうとでも責めることが可能となります。
例を見てみましょう。
今回の登場人物は、大臣君（だいじんくん）、社説君（しゃせつくん）です。
【パターンＡ】
大臣君「朝霞の公務員宿舎の建設は見直し、５年間凍結とする」
社説君「事業仕分けで凍結したものを建設再開し、さらにまた凍結するとは、
●ブレている。姿勢が一貫していない」
【パターンＢ】
大臣君「朝霞の公務員宿舎の建設は、予定通り続行とする」
社説君「大臣は公務員宿舎の建設に●固執している。状況に応じて見直しなど
の柔軟な対応があってしかるべきだ」
はい、どうでしょう(^^;
見ると分かる通り、話の内容に関係なく、
●どっちに転んでも「ブレ」と「固執」だけで定型的に批判することが可能
です。
なぜ話の内容に関係なく定型的な批判が可能なのかというと、これらの言葉は、
議論の内容に触れるためのものではなく、個人攻撃が主眼だからです。
つまり、「ブレている」または「固執している」ということにより、
●相手自身にレッテルを貼り、議論せずに批判する
というわけです（笑
相手が何を言おうと、とにかく攻撃したいときにどうぞ(^o^)/
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■本日のまとめ
●相手が柔軟な対応をしたら「ブレている」と責め、
相手が一貫した対応をしたら「固執している」と責める
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■編集後記
個人的に、最近の政治家やマスコミは、なんでもかんでも「ブレ」と「固執」の
２語で片付けようしすぎ…な気がします。
私が言うのもなんですが、もうちょっと丁寧に状況を分析する姿勢があってもよ
いのでは…と思います(^_^;
今週も読んで頂きありがとうございます。また来週☆
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