コンビニなどで店と客がトラブルになりがちな事例として、 「温かいものと冷たいものを一緒の袋に入れるかどうか」というのがあります。 それについて、問題分析と解決方法を考察してみました。
現状分析
コンビニの商品には、温かいものと冷たいものがあります。 それを1つの袋に入れるのか、分けるのか、ということについて、 色々な議論があると思います。
私はこれを主に以下の3つに問題に分けて考えてみました。
- 購入商品への影響の問題
- レジ袋節約の問題
- 店員の接客方法の問題
購入商品への影響の問題
やはり最も問題なのはこれでしょう。 温かいものと冷たいものを一緒にすれば、熱移動をおこし、 温かいものは冷え、冷たいものは温まってしまいます。
せっかくの温かい肉まんやフライドチキンが冷えてしまったり、 逆に冷たい缶ビールが温まって泡泡になってしまったり、 アイスが溶けてしまったり… といった具体的被害が発生するわけです。
レジ袋節約の問題
半面、レジ袋を分けるとそれだけ資源を多く使用することになるとして、 環境によろしくないという意見もあります。 (環境への効果のほどは別として)レジ袋削減というのが 世の中の一つの流れになっています。
また、店としてはレジ袋は少ないほうが経費を節約できるという 事情もあります。
店員の接客方法の問題
基本的には、「温かいものと冷たいものを別にしますか?」とか、 「一緒でよろしいですか?」とか店員が聞いてくることが多いと思いますが、 無言で温かいものと冷たいものを一緒に入れてしまう店員も 少なからず存在しています。
客としては、店員の無配慮な態度に気分を害することがあるかもしれません。
解決方法
では、一体どうすればベターなのでしょうか? それは、以下を満たすような「袋詰めの目安」を持つことだと考えています。
- 商品に害のない形で
- 袋は減らす方向で
- 客が気分を害さないように
「温かさ」と「同居可能性」
コンビニを例に、「温かさ」と「同居可能性」いう観点で、 商品を以下の3つのグループ(ABC)に分けてみます。
- 【A】温かいもの
- ホット飲料(温かい缶コーヒーなど)
- ホットスナック(肉まん、フライドチキンなど)
- 温めたお弁当
- 【B】温かいものと触れても影響が小さいもの
- 温めていないお弁当
- サンドイッチ、おにぎりなど
- スナック菓子(チョコレート系以外)
- カップめん
- 本など食べ物以外
- 【C】温かいものと触れると被害が出るもの
- コールド飲料(冷たい缶コーヒーなど)
- アイス、氷
- 冷蔵系スイーツ(プリンやケーキなど)
- チョコレート系の菓子(溶けるので)
袋詰めの目安(解決方法)
上記を踏まえつつ、解決方法として、 袋詰めの目安を以下のように導きだしてみました。
- AとCを一緒にすることはNGなので、原則として袋を分ける
(ただし、AとCが直接触れ合わないように、 間にBをはさむことが可能な場合に限り、1つの袋でも可) - AとBは一応一緒にすることが可能だが、店員は客に一言かけるべし
- BとCは一緒にすることが可能
まとめ
いかがでしょうか?
こういう目安を持って袋詰めすれば、 レジでのトラブルが減ってスムーズになるのではないかな~と思います(^o^)/