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2015/12/25 created 画質の良いデジカメの選び方

画質の良いデジカメの選び方

はじめに

皆さん、デジカメってどういう基準で選んでますか?

やっぱり「キレイな写真を撮りたい」、 つまり画質の良いカメラが欲しいという方は多いのではないでしょうか。 でも、メカに興味の無い方はスペック表(性能の一覧表)みても何が何だか分からないですよね。

メーカーの広告を見ても、○○機能やら△△機能やら、 盛りだくさんの機能ばかりが宣伝されていてよく分からない。 新しいから高画質だろうと思って新機種を買ってみたものの、 思ったほどキレイじゃなくてガッカリした経験はありませんか。

一体、デジカメの画質の良し悪しはどこで見分ければよいのでしょうか?

実はデジカメには「ここを見ればだいたいの画質レベルは想像がつく」 というポイントがあります。 それはいわばカメラの基礎体力的な部分であり、スペック表には書いてありますが、 メーカーが宣伝する○○機能や△△機能とは全く関係のない部分なのです。

そこで、初心者の方向けに、画質の良いデジカメの選び方を解説してみたいと思います。

なお、ここでは日常使いのコンデジ(コンパクトデジカメ)を前提としています。 まぁ、基本的な仕組みはどんなカメラでも同じなんですが、 大きくて高価なカメラなら高画質に決まってますからね(^_^;

また、画質が良くても使いにくければ結局使わない…ということも踏まえ、 画質だけでなく使いやすさも踏まえて解説していきたいと思います。

「高画質」とはどういうことか

さて、デジカメの画質を表現する基準と言えば、 「画素数(ピクセル数)」が一般的ですよね。 いわゆる何百万画素とかいうアレですね。 何か「画素数が多い方が高画質」みたいなイメージがありますが、 それって本当なんでしょうか。

デジカメの画質を決めるもの

超〜大ざっぱに図解すると(笑)、デジカメの仕組みは以下のようになります。

カメラのシャッターを押すと何が起きるか。 まず被写体からの光をレンズが集め、センサー(撮像素子)が受光し、 画像データに変換し、JPEGなどの画像ファイルとして保存されます。

人間に例えるなら、レンズは眼球、センサーは網膜、画素数は記憶の細かさというところでしょうか。

つまるところ、デジカメの画質は画素数だけで決まるわけではなく、 「レンズの明るさ」「センサーサイズ」「画素数」のバランス で決まるのです。

画素数ばかりが強調されてきたが…

デジカメは画像を「点の集合体」としてとらえますが、 先述の画素数というのは、センサーの細かさ、 つまり一つの画像をいくつの点として受光するか、に該当します。 結果的に1つの点が1ドットとして扱われるため、 最大サイズで撮影すると、 撮り終わった後の画像ファイル(JPEG等)のドット数とも一致します。

つまり、横2000、縦1500ピクセルの場合、 以下のようになります。

2000×1500=300000=30万画素=3Mピクセル

デジカメ黎明期から何年かの間、画素数ばかりが強調される時代が続きました。 今でこそ1000万〜2000万画素(10M〜20Mピクセル)のデジカメが当たり前になりましたが、 昔は100万画素など今よりずっと少ない画素数だったので、 画素数を上げることとと画質の向上は、相関関係にあったわけです。

そのため、画素数を上げる競争が勃発し、「300万画素の高画質!」とか「500万画素の高画質!」とか 「高画素数=高画質」の図式が出来上がっていきました。 私も昔は「高画素数=高画質」だと思っていて、 ケータイのカメラを含め、デジカメを選ぶ時の1つの基準にしていました。

しかし、あるレベルを超えると画素数と画質は比例しなくなるのです。 画素数競争が過熱していき、1000万画素のデジカメが当たり前に登場してくるようになると、 高画素数の割に、肝心の画質は「???」というカメラが増えていきました。 画素数だけが進歩して、レンズの明るさやセンサーサイズが追いついていなかったんですね。

近年ようやく、画素数だけでなくレンズの明るさやセンサーサイズにもフォーカスが当たるようになってきました。

画質を決める要素

では、画質を決める要素である「レンズの明るさ」「センサーサイズ」「画素数」を見ていきましょう。

レンズの明るさ

レンズの明るさはF値というもので表現され、 F1.8、F2.8などありますが、値が低いほど明るいレンズになります。

レンズが明るいほうが光をたくさん集められるため、鮮明な画像になります。 人間も、薄暗いところで物を見ると、形がぼんやり見えますよね。 レンズが明るいと、薄暗いところにも強くなります。 また、シャッタースピードを上げられるので、ブレにも強くなります。

一般的なコンデジだとF3.0以上のものがありますが、ちょっと暗いと言えるでしょう。 F2.0以下ですとだいぶ明るいと言えます。

従って、レンズについては「F2.0以下を選ぶ」とよいでしょう。

センサーサイズ

次に、センサー(撮像素子)ですが、ズバリ、これのサイズが最も画質に影響します。

センサーのサイズが小さいと、被写体から受け取れる光の量、 つまり情報量が少なくなり、不鮮明な画像になります。 逆にセンサーのサイズが大きいほど、被写体から受け取れる光の量、 つまり情報量が多くなり、鮮明な画像になります。

つまり画素数が同じでも、センサーサイズが大きい方が高画質になります。

カメラのスペック表に記載されているセンサーのサイズを見てみると、 「1/2.3型」「1/1.7型」「1型」などと書かれていると思います。 これは、テレビの大きさを測るときに使う「32型」「40型」などと同じで、 長方形の対角線の長さを測ったもので、単位はインチです。 分数なので、サイズの小さい順に「1/2.3型<1/1.7型<1型」となります。

1/2.3型のセンサーは、小さすぎて画質はイマイチです。 いくら画素数が2000万画素とかあっても、 センサーの性能が追いついていないため、 「画像サイズは大きいが鮮明さに欠ける写真」が撮れることになります。 例えば、私が以前使っていた 「CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR100」 は1/2.3型でした。 とてもスピーディーでキビキビ動く使いやすいカメラでしたが、いかんせん画質が…。 10Mピクセルで撮っても、3Mピクセルで撮った画像を拡大したような、モヤモヤした感じで。 色合いとかはキレイに出るんですが、鮮明さはイマイチでした。

1/1.7型のセンサーは、サイズが大きい分だけ、1/2.3型より鮮明に撮れます。 私の奥さんの使っているデジカメが、 「CASIO EXILIM EX-Z400」 という機種なのですが、1/1.7型のセンサーを積んでいます。 これは前述のZR100より古い機種なのですが、 同じ物を撮って見比べてみると、Z400のほうが明らかに画像が鮮明なんです。 これにより「あぁ、デジカメは新しければ画質が良いわけじゃないんだ…」と知りました。

1型のセンサーは、かなり鮮明に撮れます。 従来、コンデジのセンサーは1/2.3型か1/1.7型ばかりでしたが、 2012年にSONYから1型センサーを採用した 「SONY Cyber-shot DSC-RX100」 (通称RX100) が発売され、大ヒットしました。 コンデジに1型センサーを搭載した衝撃はすさまじく、 「コンデジなのにヘタな一眼より画質がいい!」と絶賛され、 3年経った2015年現在でもその完成度の高さからベストセラーになっています。 もちろん1型より大きなセンサーを積んだデジカメはいくらでもあるわけですが、 それらはコンデジではなく、かさばる大きなカメラなわけです。 通常、センサーのサイズを大きくすると、カメラ本体も大型化してしまうのですが、 1型という大きさをコンデジに積んだというところがすごかったわけです。

従って、センサー(撮像素子)については「1型以上のサイズを選ぶ」とよいでしょう。

画素数

画素数はセンサーの細かさのことで、出力後の画像ファイルの大きさと一致します。 画素数が多いほうが、元データの細部まで表現できます。

ですので、基本的には画素数は少ないよりは多いほうが良いわけですが、 現在のデジカメは、下位機種でもすでに十分すぎる画素数を備えているため、 この点はあまり問題になりません。 スマホのカメラですら十分な画素数があります。

どれくらいあれば十分なのかと言うと、 日常の用途では500万画素(2800×1800程度)もあれば十分かと思います。 画素数が多いとファイルサイズも大きくなりますので…。

仮に1000万画素(10Mピクセル)あったとすると、 画像の大きさとしては4000×2500ピクセルくらいになるわけです。 これはフルHDのディスプレイ(1920×1080)の5倍の大きさです。 だけど、肝心の画質はどうなのかと言うと、 画素数だけ多くても、レンズとセンサーが作り出す元の画像データがしょぼかったら、 画質は上がらないのです。

現在のコンデジは、1000万画素に耐えうるレンズとセンサーを備えている機種は限られます。 画素数だけが完全にオーバースペックなんです。 例えて言うなら、AMラジオのザラザラした音声をCDに焼いて再生したところで、 CDクオリティにはならないのと同じことです。

つまり、現在のデジカメ市場において、 画素数はどの機種でも十分にあるため比較対象にはならず、 画質を決めるのはその他の要素ということになります。

従って、画素数については「500万以上あれば気にしなくて良い」が結論になります。

画質まとめ

センサーサイズと画素数について、画質の観点からまとめると以下のようになります。

レンズは省略していますが、先述の通り明るい方が良いでしょう。

「明るいレンズ」「大型センサー」「高画素数」が揃うと高画質になります。

使いやすさを決める要素

では次に、コンデジとしての使いやすさも見ていきましょう。

撮影範囲

旅行などへ行くと、大きな建物を撮影したりすることもあるでしょう。 そのときに、撮影範囲が狭いと、建物全体が写らないことがあります。 撮影範囲は広いほうが、何かと使い勝手は良いと言えるでしょう。

その撮影範囲を示すのが「広角25mm」「広角35mm」といったレンズの数値です。 広角の数値(焦点距離という)が低いほど、広い範囲を撮影できます。

撮影範囲を狭めたいときはズームすればOKです。 逆ズームというのはできないので、 ズームしていない状態、つまり最大の撮影範囲がどのくらいかを見ておく必要があります。

具体的な数値としては、30mmを超えるとちょっと狭いと思います。 28mmか、できれば25mm以下が使いやすいと思います。

従って、撮影範囲については「広角28mm以下を選ぶ」とよいでしょう。

なお、レンズ以外で撮影範囲に影響するものとして、アスペクト比(縦横比)があります。 「4:3」「3:2」「16:9」などアスペクト比を切り替えられるデジカメがありますが、 ここで注意が必要なのは、アスペクト比の変更をしても、 単に上下や左右の領域を切り取って、引き伸ばしただけであるケースが多いことです。

したがって撮影範囲を最大にするためには、 センサーのアスペクト比に合わせた設定で撮影する必要があります。 4:3のセンサーなのに、16:9の設定で撮影した場合、 上下が切り取られて16:9になるだけで、左右の幅(撮影範囲)は変わりません。 つまり上下が切り取られた分、撮影範囲は狭まることになります。 もともとのセンサーのアスペクト比が4:3なら4:3、 3:2なら3:2で撮影すると、最も広範囲に撮影できます。

だいたいのコンデジのセンサーのアスペクト比は、4:3か3:2です。 デフォルトでそれに合わせた設定になっているはずなので、 16:9などヘタに設定をいじっていなければ、あまり気にしなくても大丈夫です。

ただ、スマホの場合は画面が16:9に近いことが多く、 それに合わせてカメラも16:9に設定されていることがありますので注意が必要です。 私の使っている 「ZenFone 2 Laser」 というスマホも、デフォルトで16:9になっていましたが、 色々アスペクト比を変えて調べてみると、4:3の時が最も広範囲に写りました。 16:9のほうが画面いっぱいに表示されるのですが、 撮影範囲が広いわけではなく、画面の形に合わせて引き伸ばしただけの状態でした。 そもそも16:9のセンサーというのはあまり聞いたことがないので、 スマホであってもやはりセンサーのアスペクト比は4:3なのでしょう。

従って アスペクト比は16:9にはせず、4:3か3:2で広く写る方の設定 を選びましょう。

大きさ

本体の大きさは使い勝手に大きく影響しますが、 特に服やカバンのポケットに入れるにあたり大事なのは「薄さ」です。

コンパクトデジカメというジャンルに位置づけられながら、 あまりコンパクトでないデジカメもあります。

例えば、 「SIGMA DP2x」 などがそうです。 このコンデジはAPS-C型という、1型をも超える大きさのセンサーを持ち、 ものすごく画質の良いカメラです。 私もその画質の高さに惹かれ購入しました。

しかし、DP2xはコンデジとは言い難い大きさで、 レンズ部分を入れると厚みが6cmくらいあり、 とても薄いとは言えないゴツイ代物でした。

これにより、気軽に持ち出すことができなくて、 あまり活用することなく売ってしまいました。 撮影範囲もかなり狭く、用途と使い手を選ぶカメラでしたね。 画質はものすごく良かったんですが…。

使い勝手的に、レンズ含めた厚みの限界は4cmくらいかなと思います。 これより厚いと、ポケットやカバンに出し入れするのが辛くなってきます。

従って、大きさは「レンズ含めた厚みが4cm以下のものを選ぶ」とよいでしょう。

重さ

大きさと同じく重さも大事な要素です。 重いとカバンに入れて歩くのがおっくうになります。

従って、重さは「250gくらいまでの、なるべく軽いものを選ぶ」とよいでしょう。

コストパフォーマンス

いくら性能の良いデジカメでも高すぎるとコスパが悪くなります。

先述のRX100にも、 「SONY Cyber-shot DSC-RX100M4」という後継機が出ているのですが、 価格が10万円くらいします…。 もちろん新しい機能などが搭載されているわけですが、 初代RX100が3万円台で買えること、 また、センサーのサイズが同じ1型であることを考えると、 コストパフォーマンス的には微妙でしょう。

従って、価格は「3万円前後、上限5万円くらいで選ぶ」とよいでしょう。

まとめ

まとめると、画質が良くて使いやすいコンパクトデジカメの条件は以下のようになります。
画質 レンズの明るさ F2.0以下の明るいもの
センサーサイズ 1型以上の大きなもの
画素数 500万画素以上の多いもの
使いやすさ 撮影範囲 広角28mm以下の広いもの
大きさ 厚み4cm以下の薄いもの
重さ 250g以下の軽いもの
コスパ 価格 5万円以下の割安なもの

この目安は私が独自に作ったものですので、あくまで参考ということで。 人それぞれ重視するポイントは違うと思いますし。

ただ、画質に関して言えば、センサーサイズは譲れないところです。 ここで根本的な画質の高さが決まります。 実質的には「1型」が画質とコンパクトさを両立できるギリギリの線かと思います。

ちなみに、上記を全て満たしているデジカメが、 「SONY Cyber-shot DSC-RX100」 です。 私もデジカメは色々乗り換えましたが、 RX100を買ってからはずっとこれを愛用しています(^_^*

以上、皆さまのデジカメ選びのご参考になれば幸いです。




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  • HN:どらり
  • 横浜在住の作曲家大家さん。30代でサラリーマンを引退し、AKB等の作曲、アパート5棟の経営、不動産スクールの講師等を行う。宅地建物取引士。元セキュリティエンジニア。
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