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2015/03/01 created 家賃収入は不労所得なのか

家賃収入は不労所得なのか

はじめに

一般的に不動産投資の世界では、「家賃収入は不労所得だ」と言われています。 ですが、「家賃収入を得るためには色々と労力が必要なのだから不労所得ではない」という人もいます。 一体どちらの認識が妥当なんでしょうか…?

まぁどっちでもいいっちゃいいんですけど(笑)、 私、言葉の定義には結構気を使うんですよね。 だいたい話が混乱するときって、言葉の定義がテキトーすぎるからではないかと思うんです。

というわけで、家賃収入を題材に、不労所得について考えてみたいと思います。

※本コラムは私の個人的な見解を述べたものです。 一つの意見としてお読み頂ければ幸いです。

「不労所得」の定義

そもそも「不労所得」って何なんでしょうか。

wikipediaではこのように記述されています。

不労所得(ふろうしょとく、英: unearned income)は、 それを得るために労働する必要が無い所得のこと。 労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、 働かずとも得られる収入又は収入源という意味で用いられることが多い。

「不労所得は、それを得るために労働する必要が無い所得のこと」 …とても分かりやすい記述です。 私が考察するまでもなく、この定義で正しいと思います(^^;ゞ

しかし、「家賃収入は不労所得かどうか」について、 人によって解釈が変わるのはなぜなのか。 もう少しつっこんで整理してみたいと思います。

「家賃収入」と「労働」の関係

「不労所得」と対比されるものとして、「勤労所得」というものがあります。 勤労所得の項目はwikipediaになかったのですが、不労所得との対比で考えるなら 「勤労所得とは、それを得るために労働する必要が有る所得のこと」となるでしょう。

では不動産の家賃収入は、不労所得なのか?勤労所得なのか?それとも他の何かなのか? 一体どう解釈すればよいのでしょうか。

基本的には、 「家賃収入は、自分が働かなくてもお金が入ってくるのだから、不労所得だ」 という人が多数派なのではないかと思います。

しかし、不動産の購入や管理運営には多かれ少なかれ労力がかかるのも事実です。 売買、管理、リフォームなどにおける業者とのコミュニケーションはもちろん、 不動産投資に対する勉強や、経営判断といった頭脳労働的なものも含め、 家賃収入を得るにはある程度の労力が必要になってきます。 こういった労力・努力も、労働の一種と言えるでしょう。

そうすると、 「家賃収入を得るためには色々と労力が必要なのだから不労所得ではない」 という主張も、一理あるように聞こえます。

かといって、家賃収入は勤労所得かというと、それも何か違う気がします。

…うーん、何だか混乱してきましたね(^_^;

「お金のため」か「仕組みのため」か

さて、前述の解釈の混乱はどこから来ているのでしょうか。

ポイントは、 「お金のための労働」なのか「仕組みのための労働」なのか というところです。 そこをきちんと区別して考えることが大事です。

勤労所得と不労所得の定義を私なりに表現するとこうなります。

勤労所得

勤労所得を得るということは、自分の労働をお金と交換するということです。 労働力の提供とは、自分の時間の提供とも言えます。 自分の労働とお金を交換しているため、費やす時間と稼ぐお金が比例します。 時給、日給、週給、月給、年俸、…と、勤労所得にはだいたい時間的概念が入っています。 「お金のために働く」というスタイルです。

不労所得

不労所得を得るということは、 自分の労働を「仕組み」に投入することにより、 「仕組み」から産み出されるお金を受け取ることです。 自分の労働とお金を交換するわけではないため、費やす時間と稼ぐお金は比例しません。 「仕組みのために働く」というスタイルです。

厳密に言えば、不労所得自体の定義の中には「お金を産み出す仕組み」への労働は含まれていませんが、 実際に不労所得を得ている人は、 前段で必ず何らかの形で「お金を産み出す仕組み」へ関わっているはずです。

家賃収入は不労所得、ただし…

上述の図のように、不労所得かどうかは自分の労働力をどこに投入し、 どのようにお金を受け取っているかで決まります。

では、家賃収入はどのように考えればよいのでしょうか?

図解すると、以下のようになります。

家賃収入のスタイルは、不労所得のスタイルと一致しています。 家賃収入は、あくまで収益不動産が入居者に提供する価値によって産み出されているのであって、 労働(労力・努力)の対価ではありません。 従って、 家賃収入は不労所得であると言えます。

ただし、「家賃収入を産み出す仕組み」に対する労働は必要になります。 「家賃収入は不労所得だから、何も努力しなくて良い」というわけではないのです。 このへんが混乱の元ですね(^_^;

おそらく「家賃収入は不労所得ではない」と主張する人は、 「家賃収入を得るにも色々と苦労があるんだよ」という ことを言いたいのでしょう。

つまるところ、

  • 「家賃収入は不労所得」は定義としては正しいが、 家賃収入を得るために全く労力がいらないかのような誤解を生む可能性がある
  • 「家賃収入は不労所得ではない」は定義としては正しくないが、 家賃収入を得るためにはそれなりに労力がいるという点を指摘している

ということですね。

まとめると、 「家賃収入という不労所得を得るために、 収益不動産というお金を産み出す仕組みに対して労力をかける」 というのが、不動産投資に対する妥当な認識と言えるでしょう。

余談ですが、 「金持ち父さん貧乏父さん」著者のロバート・キヨサキは、 「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」 の中で、 「懸命に働く」ことと「賢明に働く」ことの違いを、 水不足の村に水を供給する方法のたとえ話で述べていました。

「懸命に働く」とは「バケツで水を運ぶ」ことにあたり、 「賢明に働く」とは「パイプラインを建設する」ことにあたるという話です。 バケツで水を運ぶために働けば、自分が労働しなければ水を届けることはできず、 収入は水を届けた分、つまり労働した分に比例します。 パイプラインの建設(とメンテナンス)のために働けば、 水を届けること自体には自分の労働を必要としませんので、 収入は労働に比例せず、かつパイプラインは「お金を産み出す仕組み」として継続的に機能します。

これはまさに、上述の「勤労所得のスタイル」と「不労所得のスタイル」の 違いに当てはまるのではないでしょうか。 つまり「不労所得を得る」とは、金持ち父さん流に言えば、 「賢明に働く」ということなのだと思います。

まとめ

  • 家賃収入は労働との交換ではないため不労所得
  • 家賃収入を産み出す仕組みに対する労働は必要





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